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デロイト トーマツは、禁止行為の追加や義務の強化、法執行が厳格化された取適法(改正下請法)について、対応方針策定から実務運用まで一気通貫でサポートします。また、改正点の対応にとどまらず、AIやデジタルを活用し、取適法(改正下請法)対応の仕組み整備およびその高度化・効率化も支援可能です。さらに、当局の調査に際しての対応等もサポートします。

各企業の状況に合わせ取適法(改正下請法)対応を、組織全体で効果的かつ効率的に取り組むための、デロイト トーマツの主なサービスをご紹介します。

1.  取適法(改正下請法)の動向

中小企業への価格転嫁を促進し、下請取引の公正化や下請事業者の利益保護を強化するため、下請法の改正(以下取適法(改正下請法))が行われ、執行強化が進んでいます。

取適法(改正下請法)は2026年1月1日に施行される予定であり、法改正により禁止行為の追加や義務が強化されています。また、2023年に公表された「価格転嫁円滑化パッケージ」に基づき、法執行が厳格化されており、調査や勧告数も増加しています。

取適法(改正下請法)への対応に遅れや不備があった場合に勧告を受ける可能性は従来に比し高まっており、また補助金、税優遇からの排除、企業名が公表されることによるレピュテーションの悪化など、その影響は甚大です。これらの影響を防ぐためにも、取適法(改正下請法)への対応が重要です。
 

2.  取適法(改正下請法)への対応とデロイト トーマツのサービスとAI/デジタルの活用

取適法(改正下請法)対応の各場面において企業が求められる実務対応とデロイト トーマツが提供するサービスをご紹介します。また、膨大な取引量を限られたリソースのもとで処理することが求められる中で、そのプロセスの自動化・効率化・高度化を進めるためのAI/デジタルの活用事例をご紹介いたします。DT弁護士法人による法的アドバイス、受託事業者との契約交渉、紛争・当局対応支援(*1)も可能です。
 

場面ごとに企業が求められる実務対応とデロイト トーマツが提供するサービス:

取適法(改正下請法)の改正により追加・変更された禁止行為や新たな義務を遵守することで、取適法違反の発生を未然に防ぐことが重要です。デロイト トーマツはこうした違反リスク低減の取り組みをサポートします。

【企業に求められる実務対応とデロイト トーマツが提供するサービス】
  • 改正内容・影響の整理
    • 経営層や関連部門に対する改正点の要点や実務への影響に係る説明会や社内研修の実施支援 等
  • 価格協議を経ない価格決定の禁止
    • 説明責任が果たせる価格交渉プロセス整備の支援 等
  • 手形支払いの禁止
    • 関連規程(経理規程、購買規程等)の見直しおよび従業員への教育実施支援 等
  • 従業員数基準の追加
    • 従業員数基準追加に伴う、取引先における人数調査プロセス整備支援 等
  • 運送委託の追加
    • 運送委託取引に係る購買プロセス整備の支援 等
  • 契約書・発注書類の見直し
    • 新たな用語(委託事業者、中小受託事業者等)や義務内容に沿った契約書や発注書ひな型の作成・修正支援
    • 支払期日や支払手段(手形禁止等)の規定追加や従業員数基準に基づく保証条項の導入支援 等

取適法(改正下請法)に違反をしない風土や違反させない仕組みを整備・運用し、外部に説明できるようにすることが肝要です。デロイト トーマツは、こうした体制の整備や説明責任強化に向けた仕組みの構築をサポートします。

【企業に求められる実務対応とデロイト トーマツが提供するサービス】

違反をしない風土づくり

  • コンプライアンス意識の醸成
    • コンプライアンス意識調査の実施および教育実施支援 等

違反させない仕組み構築

  • コンプライアンス推進体制の整備/見直し
    • 各発注部門におけるコンプライアンス推進体制整備の支援 等
  • 業務プロセスの整備/見直し 
    • AI等を活用した要元部門の判断サポート(未然防止)
    • 工場等の要元部門における購買業務のシステム整備・アウトソース化 等
  • モニタリング体制の整備/見直し
    • デジタル技術を活用したモニタリング体制・手続き整備の助言 等
       

継続的な法令モニタリング

  • 改正法施行後の運用基準などに係る最新情報の提供
  • 継続的な法務顧問・リモートインハウスによる日常的な法務サポート 等(*1)

公正取引委員会は、取適法違反が疑われる場合、当該企業に対し、問い合わせや立ち入り調査、その結果を受けた勧告等を行います。企業は当局からの要請への対応や関係者への説明を適時・適切に行うことが、事態の早期収束のために重要です。デロイト トーマツは、こうした対応をサポートします。

【企業に求められる実務対応とデロイト トーマツが提供するサービス】
  • 公正取引委員会による立入調査への対応
    • 公正取引委員会との交渉支援・対応窓口(*1)
    • 初期対応支援
      ・調査通知に基づく調査対象や範囲の明確化、アクションプランの策定
      ・調査対応体制の構築支援 等
    • 調査対応支援
      ・調査対象となった取引の全件調査
      ・関係者へのヒアリング 等
  • 立入調査結果に基づく是正指導への対応
    • 是正指導への対応支援
      ・遊休金型や工具等の保管料支払いにあたる、中小受託事業者(旧:下請け業者)との交渉 等(*1)
    • 再発防止策の策定・実行支援
  • 勧告への対応
    • 改善報告書の作成支援
    • ステークホルダーへの説明資料作成支援 等

*1 これらの業務を含め、法律事務に該当する業務については、別途契約によりDT弁護士法人がサービスをご提供いたします。

 

3. AI/デジタルの活用事例: 

デロイト トーマツでは、発注企業および受注企業の両者に対して、AIやデジタルを活用した様々なプロセスの自動化・効率化・高度化を支援します。
 

【活用事例】AIチャットボットを活用した発注企業および受注企業の支援例:

(課題)

取適法に関し、当局から産業別の取引適正化ガイドラインや講習会テキスト、業界団体からの自主行動計画等、膨大な文書が提供されており、担当者ごとに判断が異なる可能性がある。会社として標準的な判断ができるようにし、取適法違反を未然防止したい。

(AIを活用したソリューション)

AIに法令、ガイドライン、講習会テキスト等の公開情報、過去の違反が懸念される事例を学習させ、取適法違反が懸念される取引が生じた場合に、担当者がAIチャットポッドに問い合わせることで、取適法違反の可能性や未然防止のための留意点等について回答してもらい、担当者の判断、意思決定に役立てる。

(課題)

法改正により、中小企業からの価格協議の要請があった場合、協議に応じ、価格決定に至る過程や判断根拠を明確にする必要があるが、外部の指標の調査や合理的な価格算定の根拠を示す文書作成の負担が大きく、効率化させたい。

(AIを用いたソリューション)

原材料価格や労務費の変化の指標や、中小企業庁や業界団体が公表している価格交渉ツール等の様式を踏まえた価格算定根拠資料の作成をAIで作成させることで、担当者の価格協議における調査・文書作成負荷を軽減し、効率化を図る。

AIチャットボットに限らず、取適法違反リスクの高い取引の可視化(ダッシュボード化)等、幅広く支援提供可能です。
 

4. 関連サービスの紹介

デロイト トーマツは、取適法(改正下請法)に関して、改正点対応のみならず、取適法(改正下請法)対応の仕組み整備や勧告を受けた際の調査や当局対応について知見を豊富に持ち、AIやデジタルの活用を含めた最適なソリューションの提供や法律解釈等(*2)も含めたワンストップサービスが可能です。お気軽にお問い合わせください。
 

*2 法律解釈にわたる業務については、別途契約によりDT弁護士法人がご提供いたします。

Our thinking

贈賄防止・競争法のコンプライアンス対応強化

当局の調査の強化を受けて違反・摘発事案が多く発生しているカルテル、世界各国で法執行の強化・制裁の高額化の傾向が見られる贈収賄防止法について、コンプライアンス対応強化のポイントを解説するとともに、デロイト トーマツが提供する主なサービスをご紹介します。