2024年4月23日
デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一)は、世界95か国の約1.4万人におよぶ人事部門責任者や管理職を含む労働者へのアンケートやインタビューを基に、境界のない世界の中で組織・人材が飛躍するための課題とトレンドをまとめた「デロイト・グローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド2024 境界を超えて躍進する:境界のない世界における人間のパフォーマンス」の日本語訳を発表しました。
「デロイト・グローバル・ヒューマン・キャピタル・トレンド」は、グローバルで行う人事・人材・リーダーシップに関する調査では世界最大級のものです。今年のレポートでは、技術の急速な進歩や労働市場の多様化を受けて、労働者の「人間」としてのパフォーマンスを最大限引き出して組織を成功に導くために、組織やリーダーが取り組むべきことについて考察しました。
真の持続可能性実現のために、組織は労働者を価値創造の源泉と見なし、「組織が労働者にもたらす利益」に焦点を当て、ウェルビーイング・能力・働きがいなどの向上に取り組むことが必要です。その上で、従来の組織視点の生産性指標から、労働者エンゲージメントや心身の健康度といった労働者視点の生産性指標へ転換していくことが求められています。
テクノロジーの進歩に伴い高まる情報収集・活用のニーズに対して、組織は透明性およびプライバシーの確保により労働者との信頼を構築することが重要です。一方で、最新の技術で補えない「好奇心」や「共感力」などの人間らしい能力の重要性も高まっています。組織がこれまでにないような新しい課題に取り組むにあたり、新しいテクノロジーを安心・安全に活用できる場を提供し、人間らしい能力と掛け合わせる機会を生み出すことが役に立ちます。
組織全体の価値観に沿いつつも、各チームのニーズに合わせた「マイクロ・カルチャー」を構築することを認めることにより、組織の自律性と多様性が高まります。人事知識を人事部門に限定せず、組織全体で構築することにより、更なる組織力向上につながります。
労働者パフォーマンスおよび組織成果の向上に際し、リーダーの役割が何よりも重要です。取り組み事項の優先順位付け、ガバナンス強化、心理的安全性の担保の3つを実践することが、これからのリーダーに求められています。
デロイト トーマツ グループは、日本におけるデロイト アジア パシフィック リミテッドおよびデロイトネットワークのメンバーであるデロイト トーマツ合同会社ならびにそのグループ法人(有限責任監査法人トーマツ、デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社、デロイト トーマツ税理士法人、DT弁護士法人およびデロイト トーマツ グループ合同会社を含む)の総称です。デロイト トーマツ グループは、日本で最大級のプロフェッショナルグループのひとつであり、各法人がそれぞれの適用法令に従い、監査・保証業務、リスクアドバイザリー、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、税務、法務等を提供しています。また、国内約30都市に約2万人の専門家を擁し、多国籍企業や主要な日本企業をクライアントとしています。詳細はデロイト トーマツ グループWebサイト、(www.deloitte.com/jp)をご覧ください。
Deloitte(デロイト)とは、デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(“DTTL”)、そのグローバルネットワーク組織を構成するメンバーファームおよびそれらの関係法人(総称して“デロイトネットワーク”)のひとつまたは複数を指します。DTTL(または“Deloitte Global”)ならびに各メンバーファームおよび関係法人はそれぞれ法的に独立した別個の組織体であり、第三者に関して相互に義務を課しまたは拘束させることはありません。DTTLおよびDTTLの各メンバーファームならびに関係法人は、自らの作為および不作為についてのみ責任を負い、互いに他のファームまたは関係法人の作為および不作為について責任を負うものではありません。DTTLはクライアントへのサービス提供を行いません。詳細は www.deloitte.com/jp/about をご覧ください。
デロイト アジア パシフィック リミテッドはDTTLのメンバーファームであり、保証有限責任会社です。デロイト アジア パシフィック リミテッドのメンバーおよびそれらの関係法人は、それぞれ法的に独立した別個の組織体であり、アジア パシフィックにおける100を超える都市(オークランド、バンコク、北京、ベンガルール、ハノイ、香港、ジャカルタ、クアラルンプール、マニラ、メルボルン、ムンバイ、ニューデリー、大阪、ソウル、上海、シンガポール、シドニー、台北、東京を含む)にてサービスを提供しています。
Deloitte(デロイト)は、監査・保証業務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー、リスクアドバイザリー、税務・法務などに関連する最先端のサービスを、Fortune Global 500®の約9割の企業や多数のプライベート(非公開)企業を含むクライアントに提供しています。デロイトは、資本市場に対する社会的な信頼を高め、クライアントの変革と繁栄を促し、より豊かな経済、公正な社会、持続可能な世界の実現に向けて自ら率先して取り組むことを通じて、計測可能で継続性のある成果をもたらすプロフェッショナルの集団です。デロイトは、創設以来175年余りの歴史を有し、150を超える国・地域にわたって活動を展開しています。 “Making an impact that matters”をパーパス(存在理由)として標榜するデロイトの45万人超の人材の活動の詳細については、(www.deloitte.com)をご覧ください。
報道機関の方からの問い合わせ先
デロイト トーマツ グループ 広報担当
電話番号: 03-6213-3210
Email: press-release@tohmatsu.co.jp