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第4回「コレクティブ・インパクトによる社会課題解決の推進」助成事業

~熱意ある人とひととの協働による熱量・知・労働力を結集した共同体による社会課題解決の推進~

デロイト トーマツ ウェルビーイング財団は、社会課題解決を通じて公益の増進をけん引することで、より一層の社会価値の創出に貢献することを目的としています。当助成事業は、昨年度実施した第3回助成事業に引き続き、「個人と社会」のWell-beingの向上に直接かかわる教育・スキル開発・就業機会創出を中心とした社会課題解決を担う事業を対象とした「Societal Well-being助成枠」と、「個人と地球環境」のWell-beingの向上にかかわるサーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、紛争や災害による環境破壊への対応といった社会課題を担う事業を対象とした「Planetary Well-being助成枠」を設け、企業・NGO・NPO等の複数の団体からなる共同体への助成を行うものです。

 

 

(1) 事業趣旨

 

本助成事業では、熱意ある人とひととの協働による熱量・知・労働力を結集した共同体によるWell-being社会の構築を支援することをテーマとします。

これまでの実績を踏まえた更なる活動の広がりを見据えて、第4回「コレクティブ・インパクトによる社会課題解決の推進」助成事業の助成先公募開始を決定しました。昨年度の第3回に引き続き、「Societal Well-being(ソサイエタル ウェルビーイング)助成枠」と、「Planetary Well-being(プラネタリー ウェルビーイング)助成枠」の2枠で公募します。「Societal Well-being(ソサイエタル ウェルビーイング)助成枠」は、デロイト トーマツ グループが推進するWorldClassの取組みと、「Planetary Well-being(プラネタリー ウェルビーイング)助成枠」は、デロイト トーマツ グループが推進するWorldClimateの取組みと連動するものです。

その際、単独の団体への助成ではなく、複数の団体が協働して実施するコレクティブ・インパクトによる新たな課題解決への取組みを支援することを想定しています。デロイト トーマツ グループの源流である監査法人創設において中心的な役割を果たした等松農夫蔵は、「個我を脱却して大乗に附く」という精神のもと、目先の短絡的な利害損失にとらわれることなく、皆で力を合わせて高い理想の実現に邁進しようと働きかけました。このグループ創設時の精神は、デロイト トーマツ グループの「Well-being社会」の構築に向けた活動に今も受け継がれ、本公募における重要テーマである「コレクティブ・インパクト」へと繋がっています。

※当監査法人の基本構想の関連情報は、こちらからご確認下さい。

さらに、助成を通じた資金的支援に加え、助成先となる共同体の活動の中長期的な持続可能性を支援するために「伴走者」(※)を巻き込んだ形での申請を想定しています。そのため、申請の段階で伴走者の有無やその伴走内容に関して記載をいただきます。

なお、審査基準の1項目として伴走者を巻き込んでいるかを問いますが、申請時点で伴走者がいない場合や、不足している知見やノウハウを補う伴走者が不足している場合は、当財団がデロイト トーマツ グループ内から人材を募集し、助成先となる共同体と伴走者とのお引き合わせを支援します。


※「伴走者」:①助成先となる共同体の専任者や委託先ではなく、プロボノ等を通じた助成先となる共同体の活動に参画している(又は参加予定である)方、又は②助成先となる共同体において、事業実施にあたって不足している知見やノウハウを持つ方。

上記のように、助成先となる共同体に対する資金的支援に留まらず、同様の社会課題解決を目指す複数団体及び伴走者を巻き込んだ事業実施体制を構築することで、個々の強みを生かしながら、これまで難易度が高いとされていた社会課題の解決のスピードを一層加速することを目指し、助成先となる共同体と伴走者が一緒に「Well-being社会」の構築に取り組むことを期待します。

(2) 事業テーマ

 

本助成事業は、大きく2つの助成枠に分かれ、それぞれ対象とする事業テーマを異にしています。

 

■Societal Well-being助成枠

~個人と社会”のためのCollective Impact~

 

昨今、グローバル化や第4次産業革命に伴う変化がますます加速する一方で、十分な教育、スキル開発、就労の機会に恵まれず、繁栄や成長から取り残される人々も数多く生み出されています。そこでデロイト トーマツ グループは、急激に変化していく新しい時代において、より多くの人々が活躍できる社会を目指し、「WorldClass」の取組みを展開することにしました。本助成事業では、「WorldClass」の重点領域とする、教育・スキル開発・機会創出の領域における社会課題の解決を図る事業に対して助成を行います。

  • 教育(Education)
  • スキル開発(Skills)
  • 機会創出(Opportunity)

 

■Planetary Well-being助成枠

~個人と地球環境”のためのCollective Impact~

 

COP21での「パリ協定」以降、「TCFD」や「Climate Action 100+」など、様々な気候変動イニシアティブが立ち上がっており、昨今では、「2050年カーボンニュートラル実現」に向けて、日本企業と日本社会が競争力や活力を保ちながら社会変革を推進することが求められています。これら社会的な要請に応じて、デロイト トーマツ グループではパリ協定の目標達成に向け、組織内外において責任ある気候変動対策の選択を促す戦略「WorldClimate」を始めました。

本助成事業では、デロイト トーマツ グループの一連の取組みをより一層推進すべく、Planetary Well-beingの向上に直接資する、以下いずれかを中心とした地球環境の課題解決を図る領域を想定しています。なお、助成対象とする事業は、短中期的なビジネスエリアの取組み(例:環境汚染を生み出さない商品の設計・開発等)は含まず、より中長期的な普及促進エリアの取組み(例:消費教育や、生物多様性の保護活動等)や、長期的な基礎研究エリアの取組み(例:サーキュラーエコノミーに関する研究等)とします。

  • カーボンニュートラル(ネガティブエミッションを含む)
  • 生態系配慮(ネイチャーポジティブ)
  • サーキュラーエコノミー
  • 紛争による環境破壊への対応
  • 災害による環境破壊への対応

(3) 助成事業の詳細情報

 

助成事業の詳細情報は、公募要領をダウンロードいただきご覧ください。一部情報を抜粋し、以下に記載します。

 

【オンライン説明会】


※募集の受付を終了いたしました。

オンライン説明会にご参加いただけなかった場合は、後日D.com内当財団Webページにオンライン説明会の動画をアップロードしますので、そちらからご確認ください。

① 助成期間

 

  • 2024年12月~2025年11月(1期)
    翌期以降も申請により最大3期の助成を受けられる可能性があります。

 

② 1共同体当たりの助成金額(上限)

 

  • 1,000万円

 

③ 採択予定共同体数

 

  • Societal Well-being助成枠:2~7共同体
  • Planetary Well-being助成枠:1~2共同体

 

④ 対象となる地域

 

  • 世界各地
    ※ただし、助成先共同体は、日本国内に法人格、拠点を持つ団体とします。

 

⑤ 公募のプロセスとスケジュール

 

公募期間
 
  • 2024年6月28日(金)15時~2024年8月9日(金)15時まで
1次審査(面接含む)
 
  • 2024年8月下旬から順次開始
1次審査結果通知
 
  • 2024年10月下旬(予定)
    事務局からの連絡により発表します。
2次審査(面接含む)
 
  • 2024年11月上旬から順次開始
助成先となる共同体決定・表彰式
 
  • 2024年12月中旬(予定)
    D.com内当財団Webページ及び事務局からの連絡により発表します。

(4) 申請方法・お問合せ先

 

※募集の受付を終了いたしました。

 

デロイト トーマツ ウェルビーイング財団 事務局
住所:〒100-8360 東京都千代田区丸の内三丁目2番3号丸の内二重橋ビルディング
メールアドレス:dtwb_wb@tohmatsu.co.jp
電話番号:03-6213-1251
受付時間:平日9:30-17:30(※祝日・休日は対応しておりません。)