リーダーシップとは何でしょうか?成果を上げる力、チームをまとめる力、あるいは人を動かす力――その答えは1つではありません。
2024年、デロイトはIOCとのコンサルティングマネジメントにおけるグローバルパートナーシップおよび、“人”を重視するリーダーシップを具現化した「Reach Higher」と呼ばれる創造的なリーダーシッププログラムを設計・実施しました。約半年間のオンライン研修と、オリンピック・パラリンピックが開催中のパリでの3日間にわたる現地研修となるプログラムです。
本プログラムには世界約46万人以上のデロイトのグローバルネットワークから選抜された約500名が参加、日本からはアジア太平洋地域(APAC)から最多となる5名が参加しました。オリンピック・パラリンピック パリ2024の熱気の中で、国や文化をこえた多様な視点を通じて、リーダーとしての在り方を深く考える貴重な体験を得られたようです。
今回は、その研修の内容やそこから得た学び、そして今後の抱負についてインタビュー形式でご紹介します。パリでの研修を通じて感じた「人とのつながり」や「リーダーシップの本質」について3名の参加者に語っていただきました。研修を受けたメンバーからはインタビューを通して、デロイトが求めるリーダー像を感じるとともに、デロイトが考える「リーダーシップとして大事なこと」は何か、を実感した様子が伺えました。
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 酒井 祐太朗
(動画所要時間:約5分、動画が表示されない場合はページ下部のリンクからYouTubeページをご覧ください)
動画は次の質問の順に流れます。
Q1:プログラムについて教えてください。どのくらいの期間、規模感でしたか?
Q2:3日目は競技の観戦に加え、シャンゼリゼ通りにある拠点「メゾン・デロイト」※を訪問されたようですが、どんな場所でしたか? ※動画内での呼称「デロイト・ハウス」
Q3:研修での体験や学びで一番、印象的だったことや学びとなったことはありますか?
Q4:研修を受け終えて、今後の抱負を教えてください。
デロイト トーマツ税理士法人 大橋 杏子
(動画所要時間:約4分半、動画が表示されない場合はページ下部のリンクからYouTubeページをご覧ください)
動画は次の質問の順に流れます。
Q1:どんなプログラムでしたか?
Q2:研修での体験や学びで一番、印象的だったことや学びとなったことはありますか?
Q3:研修を受け終えて、今後の抱負を教えてください。
デロイト トーマツ グループ合同会社 坪井 友美
(動画所要時間:約4分、動画が表示されない場合はページ下部のリンクからYouTubeページをご覧ください)
動画は次の質問の順に流れます。
Q1:研修での体験や学びで一番、印象的だったことや学びとなったことはありますか?
Q2:研修を受け終えて、今後の抱負を教えてください。
インタビューを通じて、一丸となって物事に取り組む際に、ランクや職種、性別の違いだけでなく、国をもこえて、互いに尊重し合いながら成長していく姿勢が垣間見えました。多様な文化や価値観に触れながらリーダーとしての在り方をあらためて見つめ直す経験は、参加者にとって大きな財産となったようです。
「リーダーシップを開発する研修」と聞くと、「リーダーシップを発揮するために今不足しているスキルは、そして必要なスキルは何か」という観点となっているものも多いと思います。しかし、本研修では、参加者たちは口をそろえて「フォーカスされていたのは『人間力』だ」と語ります。
業務で必要な知識やスキルの習得はもちろん必要なものですが、「リーダーシップ」として大切なものは、土台となる『人間力』なのだとわたしたちは考えています。
人間力とは、一朝一夕で身につくものではありません。しかし、だからこそ、遠回りのように思えても、自分の中で常に人間力を高めていこうと日々意識することが重要であり、その日々の小さな積み重ねが着実な人間力を育て、磨き上げていくのだと思います。その礎があってこそ、国や文化や性別、あらゆる多様性のある立場の人々の中でも信頼され、物事を推進していくことのできるリーダーシップが発揮できるのだと思うのです。こうした自身の人間力に根差したリーダーシップは、一朝一夕では身につかないものだからこそ、地道に取り組んできた人にだけ着実に備わるかけがえのない能力である、とわたしたちは信じています。
リーダーシップとは何でしょうか?その答えは1つではありません。皆さんがリーダーシップについて考える時の、ひとつのヒントになれば幸いです。
リーダーシップを考える -パリ2024オリンピックを感じるReach Higherプログラムから見えた在り方