今年の春は関東では10年ぶりに春一番が吹かないまま、まずは桜が花開くことで春の訪れを告げてくれました。桜とともに4月を迎えると同時に、この春に入学や進級、就職など、人生の新しい門出を踏み出した方もたくさんいらっしゃることと思います。新しい一歩を踏み出された皆さま、おめでとうございます。
2025年4月1日、デロイト トーマツでも13社合同の入社式が行われ1000名以上のメンバーが新たに加わりました。今回は、入社式と新入社員向けの研修風景から見えるデロイト トーマツをお伝えします。
デロイト トーマツの入社式は、グループ合同のため参加者が1000名を超えるということもあり、オンラインにて開催されました。入社式当日には、画面越しにも緊張と希望が入り混じる様子が見える新入社員、そして、新しい仲間を迎え入れる喜びと責任を感じている先輩社員たちの姿がありました。そんな彼らに送るプログラムとして、グループCEO木村研一とCTaO(Chief Talent Officer)神山友佑のトークセッションが用意されていました。
開口一番、CTaOの神山からは温かい笑顔とともに、「ここにいる私たちも、時代は違いますが、新入社員として入りました。なぜここまでデロイト トーマツ グループで頑張り続けられたのかは、ひとえに成長し続けられる環境だからなんですね。」という入社者への語りかけから始まりました。『自分たちも皆さんと同じ新入社員としてのスタートの日があった』という言葉とその笑顔を受けて、緊張気味だった新入社員たちの表情が一斉にふっとほどけた様子が印象的でした。
このような惜しみなく温かい歓迎ムードで包む中にも、「何を学ぶか、どんな努力をしたか、その蓄積の高さが自分の成長につながる」、「社会に価値提供をして貢献したい、という想いを、自己の行動やチームを指揮する延長線上に描けるのが、プロフェッショナルファームでの成長の楽しさ」という、新入社員の気持ちを引き締め鼓舞する熱いメッセージが次々と送られます。ほかにも、自分たちの新人時代をふまえて入社者に経験して欲しいことなど、経験談からのアドバイスもたくさんありました。入社者にとって、内定者から入社者、そしてデロイト トーマツのプロフェッショナルへと変化してきた中で、改めて将来をより解像度高くイメージする機会になったのではないでしょうか。
多様なバックグラウンドを持つ人材が、互いの専門性を高め合い、年次・ランク・部門などのあらゆる垣根を越えてコラボレーションする土壌があるデロイト トーマツだからこそ、個性を輝かせ、新たな価値を生み出す原動力が生まれるのだと、わたしたちは考えています。
入社式で存分に伝えられた歓迎ムードは、研修でも続きます。
デロイト トーマツの新入社員向けの研修は「Deloitte Boot Camp」と呼ばれていて、グループ合同で行われるものと、各法人ごとで行われるものとで構成されています。
その内容は多岐にわたっており、ビジネスマナーはもちろんのこと、PowerPointやExcelなどの操作や分析、定量・定性チャートやビジネスライティングなどのツールスキル系から、ロジカルシンキングや仮説検証アプローチ、ストーリーメーキング、リサーチ、プロジェクト管理などの手法、ロジや会計などの業務知識、AIやITデジタル基礎など、入社後に必要とされるものに応じて様々なプログラムがおよそ3か月にわたって用意されています。
この豊富な研修プログラムは、デロイト トーマツの人財の基礎力の底上げに欠かせないもので、その高度な内容と手厚さに、入社した皆さんからは口々に「想像以上の充実度で驚いた」といったコメントがよく聞かれるものです。
もちろん、この長く密度の濃い期間は単なる座学のための時間だけではなく、同期や講師役の社職員との大切なネットワーキング期間でもあります。ともに課題に取り組み切磋琢磨しあった同期だけでなく、一方的な指導ではなく、対話を重ねることで理解を深め合い、主体的な学びを促しつづける講師役の先輩社職員も含め、お互いに相手に寄り添い信頼関係を築くことは、今後のデロイト トーマツでのプロフェッショナルとしてのキャリア形成をしていく上でも、大切な礎になっていきます。最終日の卒業懇親会は今年も大いに盛り上がることでしょう。
初めてプロフェッショナルファームでキャリアを積み始める時、当然誰もが初心者からのスタートです。だからこそデロイト トーマツは、挑戦を応援し、成長をサポートする文化や仕組みを大切にしています。「プロフェッショナルとしての自分の夢をかなえていけるファーム」。この環境を提供することで、デロイト トーマツはすべての社職員の才能を開花させ、キャリアを応援することができると信じています。
デロイト トーマツには 五つの共通の価値観(Shared Values)があります。そのうちの一つに”Take care of each other”、「一人ひとりを尊重し、公平性の確保、互いの成長と幸福追求に向けて配慮し助け合う」 というものがあります。新入社員向けの研修は、まさにこの価値観を随所に実感できるものだとあらためて感じました。
この時期、同じようなスタートを切った方々が、きっとたくさんいらっしゃるものと思います。この春のシーズンが、多くの人にとって、たくさんの成長チャンスとそれを実感できる日々になりますように。