『Jリーグ マネジメントカップ』とは、デロイト トーマツ グループのスポーツビジネスを展開するスポーツビジネスグループが、日本プロサッカーリーグであるJリーグに所属するJ1、J2、J3全クラブを対象に、JリーグやJクラブが実施した具体的な取り組みの効果を客観的に定点観測し、ビジネスマネジメントの側面(経営面)でまとめたものです。Jリーグが積み重ねてきた経験を将来の持続可能な成長につなげていくための一助となるよう、2014年から毎年発行しています。
2024年シーズンのJリーグは、J1、J2、J3のクラブ数が各20クラブに統一され、J1に2クラブが追加されたことに加え、J2への自動降格枠が2から3に増加したことで競争が激化しました。ルヴァンカップもJ1からJ3までの全60クラブが参加するノックアウト方式となったことで、ジャイアントキリングで盛り上がったシーズンでもありました。Jリーグ以外でも、パリで行われた国際的スポーツの祭典では若い日本代表が男女そろって決勝トーナメントに進出し、日本サッカーの競技レベルの底上げが着実に進んできていることを証明する結果となりました。
競技面では、J1に昇格したばかりの町田が序盤から中盤まで大旋風を起こし、J1とJ2の実力が均衡してきたことを証明するとともに、大きな話題を呼びました。またビジネス面では、ルヴァンカップにて下位ディビジョンのクラブを優先的にホーム扱いとしたことで、下位ディビジョンのホームゲームで普段はあまり見られない上位ディビジョンとの対決が実現し、多くの地元客の集客効果が生まれ、地域活性化のコンテンツとしてのJリーグの可能性を感じさせたシーズンでした。
デロイト トーマツのスポーツビジネスグループは、これまでJリーグが積み重ねてきた経験を、将来の持続可能な成長につなげる一助として、Jリーグ全クラブを対象としたビジネスランキング「Jリーグ マネジメントカップ2024」をお届けします。今回で10年目となりました。
各クラブの財務状況、ホームゲームデータ、KPI、順位表をまとめた『Jリーグ マネジメントカップ2024 データブック』は、こちらからダウンロードできます。
デロイト トーマツ グループは、財務会計、戦略、マーケティング、業務改革など、あらゆる分野のプロフェッショナルを擁し、スポーツビジネス領域におけるグローバルでの豊富な知見を活かしながら、全面的に事業支援を行う体制を整えています。またコンサルティング事業の他、国内外のスポーツ関連メディアへの記事寄稿などを通し、スポーツ業界全体への貢献も積極的に行っています。
デロイト トーマツ グループは、日本最大規模のプロフェッショナルサービスファームとして有する圧倒的な専門性・総合力と、データ・アナリティクスやデジタル・テクノロジーに関する最先端の実践的知見を融合することで、経済社会や産業の将来像を指し示し、その実現に必要とされる経営変革と社会イノベーションを加速させる「経済社会の変革のカタリスト」となることを目指しています。SBG の活動では、日本におけるスポーツビジネス領域での産業基盤の強化や、スポーツを核とした地域活性化モデルの構築などスポーツをハブとした「経済社会の変革のカタリスト」としての取り組みを推進しています。