建設・不動産業界では、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの同時実現が求められている。本レポートでは、建設・不動産業界におけるサステナビリティのグローバルな潮流を紹介しつつ、日本企業が取り組むべき課題とビジネス機会を考察する。
本レポートは、デロイトの各国メンバーファームが寄稿した建設・不動産業界におけるサステナビリティ関連の論考集の和訳版となる。建設・不動産は地域性の高い業界であるため、日本と海外各国の対比から得られる示唆も多いと考える。そのため、日本語版として、サステナビリティ課題を環境面からカーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブと分類し、日本のコンサルタントによる「日本の視点」を掲載している。これら3領域は相互に関連・影響し合うものであり、サステナブルな社会に向けた「同時実現」が求められる。カーボンニュートラルはもとより、施設・インフラ整備などでの大量の資源利用や自然環境への影響を与える建設・不動産業界はサーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブと密接であり、貢献可能性・ビジネス機会も大きいと考えられる。
本レポートが日本の建設・不動産業界におけるサステナビリティテ領域の取り組みを検討するうえでの参考となれば幸いである。
上杉 利次
パートナー
合同会社デロイト トーマツ