令和6年12月18日「新たな地域医療構想等に関する検討会」において、「新たな地域医療構想に関するとりまとめ」が報告され、今国会にて医療法の改正が予定されています。新たな地域医療構想の論点と方向性に関しては既報(https://www.deloitte.com/jp/ja/Industries/life-sciences/analysis/chiikiiryokoso.html)をご参照いただくこととして、本報では今後、都道府県や市町村等で対応が必要な事項を中心にまとめます。
本調査研究では、全国の特別養護老人ホーム(地域密着型を含む。)の入所申込者の状況、施設の空床状況、施設の転用等事例を把握するため、都道府県・市区町村・施設を対象にアンケート調査を実施し、実態把握を行った。また、ヒアリング調査では、特別養護老人ホームの多様な空床対策への取組の中で、特に施設の機能転換や規模縮小により地域の実情に応じた適切な運営を実現する事例についてその詳細を把握した。
HL7 FHIR(Fast Healthcare Interoperability Resources)は、現代の医療情報システムにおけるデータ相互運用性を実現するための次世代医療情報標準規格として注目されており、従来のHL7規格(v2、v3、CDA)といった標準規格と比較すると、RESTful API、JSON等を採用し、Web技術との親和性が高いことから、システム構築・開発においてより迅速、且つ容易な実装も可能としている。他方で、医療機関では次のような課題があることから、解決する手段として、HL7 FHIRの「Questionnaireリソース」と「QuestionnaireResponseリソース」の活用が期待されている。