政府の方針である「経済財政運営と改革の基本方針2026」(以下、「骨太の方針2026」と記載)が令和8年7月21日に閣議決定されています。本報では、ヘルスケア領域に関連する項目を中心にまとめていきます。
地域医療構想は、これまで2025年を見据えた病床機能の分化・連携を中心に進められてきました。しかし、2040年に向けては、高齢者救急や在宅医療の需要増加、生産年齢人口の減少、医療従事者の確保困難など、医療を取り巻く環境が大きく変化していくことが見込まれています。こうしたなかで、今後の地域医療構想には、入院医療のみならず、外来医療、在宅医療、介護との連携、人材確保まで含め、地域の医療提供体制全体を再構築していく視点が求められます。また、人口構造や医療需要、医療資源の状況は地域ごとに大きく異なるため、全国共通の枠組みを踏まえつつも、それぞれの地域の実情に応じた課題整理と対応が重要になります。本稿では、このような背景を踏まえ、新たな地域医療構想の目的や方向性、今後の医療提供体制のあり方について整理します。
デロイト トーマツ グループでは、厚生労働省からの委託を受け、医療機関における勤務環境改善の取り組み事例を「いきいき働く医療機関サポートWeb(いきサポ)」にて募集しております。