変革の伴走者として
COVID-19以降、デジタルトランスフォーメーション(以下、dX)へのクライアントニーズが高まっています。以前より、企業はdXを大きな経営課題と認識していましたが、コロナ禍で不可逆な変化として受け入れざるを得なくなりました。
このパンデミックの影響によって、クライアントは短期間で成果を求める傾向が強まっています。これまでは構想に半年、実行に1年をかけていたプロジェクトでも、3ヶ月で成果を求められるほどのスピード感です。そのため、コンサルタントがクライアントのニーズを取り込みながら、アジャイル形式で柔軟に取り組むスタイルが求められています。
他にコロナ禍による変化として、トップダウンでの変革が主流になったことも挙げられます。つまりコンサルタントは、最上流の戦略構想を描くところから、オペレーションに落とし込み、さらにテクノロジーを利用して実行していくところまで、“End-to-End”でクライアントを支援することが求められています。
このようなクライアントのニーズに応えるべく、当社が提供するご支援も従来の課題解決型のコンサルティングサービスから、デジタル技術とコンサルタントの専門性を組み合わせることで、より高い付加価値をさらに効率的・効果的に提供する形へと、自己変革を進めています。この実現に向け、具体的には、以下の4つに取り組んでいます。
※デジタルトランスフォーメーションを指す用語として、デロイト トーマツ グループでは、デジタルを導入することを主目的とした変革(DX)ではなく、デジタルを道具として駆使し、ビジネス自体を根本的に変革していくBusiness Transformation with digital = “dX”であると定義しています。