調査レポート

2050年カーボンニュートラル実現に向けた技術リスト第3弾

日本における2050年カーボンニュートラル実現に向けた各技術の調査・試算を行い技術リストとしてまとめた。技術リスト第3弾では、リストへの掲載技術を50個まで拡大するとともに、本技術リストの分析事例を加筆した。

デロイト トーマツ グループの科学技術イニシアチブDeloitte Tohmatsu Science and Technologyでは、カーボンニュートラルに貢献する技術をCO2排出削減量のポテンシャル及びCO2排出削減コスト、技術成熟度等の観点から整理して比較するリスト(以下、技術リストと記載)の作成を試みており、本稿掲載の技術リストはそのプロトタイプの第3弾である。第1弾では、調査を行う上での前提条件等の作成手法の構築に注力し、一部技術について掲載した。第2弾では、技術調査を本格化し、掲載する技術を30個まで拡大するとともに、特許件数の項目を追加したリストとして整理した。

本稿(第3弾)では、リストへの掲載技術を50個まで拡大するとともに、本技術リストの分析事例を加筆した。今後は、有望な技術を順次加えて拡充し、データの精査と定期的な見直しを行うと共に、各技術のエキスパートレビュー及び統合モデル考慮による各技術の相互作用やダブルカウントの控除、各技術プレーヤーとの紐づけ等を行うことを予定している。本技術リストが日本のカーボンニュートラル実現に向けた技術の社会実装戦略の立案や、企業・自治体の取り組み内容の検討の一助となれば幸いである。

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以前のリストはこちらを参照ください。

第1弾:2050年カーボンニュートラル実現に向けた技術リストの作成を開始

第2弾:2050年カーボンニュートラル実現に向けた技術リストの第2弾を作成



 

2050年カーボンニュートラル実現に向けた技術リスト第3弾 (PDF, 1.4MB)
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