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デロイト トーマツの「Professionalism」という文化を紡ぐ

~Leaders’ “My Professionalism” Talk~

Chief Talent Officer(CTaO)の神山 友佑が社職員に伝えてきている「Professionalism」。それは単なる言葉ではなく、デロイト トーマツに集う私たちの心に根付くべき価値観であり、日々の行動の指針です。今回、あらためて皆さんとも「Professionalism」について考える機会として、神山の思いを神山の言葉でお伝えします。

「文化は戦略の中核になり得る」

どんな事業も、社会の変化とともに大きく変遷を遂げます。しかし、百年、二百年もの間、社会から必要とされ続ける企業には、必ず中核となる文化が根付いています。

テクノロジーの進化、グローバル化、社会の変化──これらに対応し続けるためには、変化を受け入れる柔軟性と、揺るぎない信念が必要です。デロイトのその信念こそが「誠実さ」であり、そして「Professionalism」なのです。

デロイトは180年、デロイト トーマツは50年以上の歴史を持ちます。その間、私たちは「さすがデロイトだ」と思われる存在であり続けるために、誠実さを旨とした文化を築き上げてきました。社会から「さすがデロイトさんだね」「やはりデロイトさんだね」「あの誠実さ、あのProfessionalismはやっぱりデロイトさんでしたか」と、アイコンのように思っていただけるような文化です。皆さんも、実際にクライアントや周囲の方々からそのように言われたことがあるのではないでしょうか?

この文化こそが成長戦略の根幹であり、私たちのコアコンピタンスなのです。 

今一度伝えたい、「Professionalism」とは

では、「Professionalism」とは何なのでしょうか?

Professionalismとは、信頼と絆で結ばれた仲間とともに仕事を極めていくこと。これが私たちの力の源泉となり、人生を豊かにする財産となるのです。

Professionalismを体現する人材が増えていけば、その一人ひとりがデロイトの象徴となり、クライアントから信頼を獲得し、ファームも個人もますます社会から必要とされ、成長機会が増えていき、そしてさらにProfessionalismに磨きがかかっていく。このような好循環を生む喜びを、このファームに集った皆さんと一人でも多く分かち合いたいし、実感していただきたいと思っています。 

この一瞬一瞬で、自分はどういう役割を果たし、どういうふうに立ち振る舞うべきか。ありたき自分を常に定め、それを実践し続けていく。私自身の原体験にも、この価値観は深く刻まれています。

入社2年目、大規模なシステム構築プロジェクトに飛び込んだ私は、慣れない現場で、「自分は何をなすべきなのか」を必死に考えました。

「クライアントがゴールとしているところに、1mmでも近づけるために、自分には何ができるか」。与えられた立場で自分が任されているタスクや日々のワークをこなすのではなく、自分がなすべきことを定め、全力で行動しました。クライアントとITパートナーの間に入る立場の中、上司もいない心臓がはみ出しそうなくらいの緊張感の中で、自分の判断で行動を起こす。その瞬間こそが私の「My Professionalism」の原点でした。

また別のプロジェクトですが、クライアントと行われる毎週の2時間半にわたる定例会議。会議の中でクライアントから、「神山さん、それを検討するためにはこういうのが必要じゃないですか」と怪訝な顔で言われたタイミングで、「ありがとうございます。次のページをお開きください」と言える。そうできるよう、クライアントが絶対に気になるであろうことを一生懸命予見し、それを1週間かけて仲間たちとパーフェクトに準備しきりました。みんなで何がクライアントのために必要か、それぞれが役割を果たして考え切り、1週間後に定例会議を迎え、みんなで「準備してよかった」と言いあいながら、また次の1週間。こうして過ごす中で実感した仲間との絆とクライアントとの一体感は言葉には尽くせないものがありました。

こうして行動してきた結果、クライアントから信頼を得た瞬間の喜び──それは、私にとってプロとしての自信となり、この仕事を選んで良かったと思えた瞬間でもありました。

「Professionalism」とは、単なるスキルや知識ではありません。それは、信頼を築き、仲間とともに喜びを共有し、人生を豊かにする力なのです。

これからのLeaders’ “My Professionalism” Talkについて

「Professionalism」という言葉は、私だけのものではありません。それぞれ一人ひとりが、自分の原体験を通じて言語化し、自分の「My Professionalism」を持つことができるのです。

これからは、多くのデロイト トーマツのリーダーから、自分の「My Professionalism」を語っていきます。そして、それらを共有することで、皆さんが多様な視点からProfessionalismに触れ、自分にとってのProfessionalismとは、を考えるきっかけになれば嬉しく思います。

ここに書かれることは、決して綺麗事や標語ではありません。これらは、皆さんの社会人としての先輩たちが矢面に立ち、築き上げてきたストーリーです。そこには飾りもなければ演出もありません。だからこそ、皆さんには素直な気持ちで読んでいただきたいのです。

読んでいる間、ぜひ立ち止まって考えてみてください。
「自分にとってのProfessionalismとは何か?」
「どのように日々の仕事や関わりの中で体現できるだろうか?」
これを機会に、自分自身の「My Professionalism」を育てていってほしいと願っています。 

キャリア情報配信

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