開催レポート
急成長スタートアップによるピッチや大企業とのマッチングセッション、外部有識者・オピニオンリーダーを招いた講演や国内外スタートアップによるブース出展、Technology Fast 50 2022 Japan受賞式を含むイノベーションカンファレンスを開催しました。
昨今AI（人工知能）やDXの領域を中心に革新的なサービスへの期待が高まっています。また、世界的な分断の危機が叫ばれる中、気候変動をはじめとする社会課題もますます大きく、解決の担い手としてのスタートアップへの期待が高まっています。年を追うごとにスタートアップへの資金流入も増加しており、急激に成長する企業も出てきていますが、グローバルで活躍するスタートアップの輩出はまだまだ限定的な状況です。このような環境の中、スタートアップのグローバル展開を後押しし、グローバルとの懸け橋となるイノベーションエコシステムの構築が急務となっているとの認識のもと、世界最大級のプロフェッショナルファームが実施するスタートアップイベントとして、より積極的な役割を果たすことを目指し、本イベントを開催の運びとなりました。
Deloitte Tohmatsu Innovation Summit 2023 / Entrepreneur Summit Japan アフタームービー
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アジェンダ
※登壇者は氏名五十音順
※登壇者の所属、肩書等は開催日当日時点のものとなります。
デロイト トーマツ グループ CEO 木村 研一
日本の大企業はVUCAの世界とDXなどといった目まぐるしく変化するディスラプションに直面しており、グローバルにおける競争力を維持するためには、イノベーションとリニューアルの新しいプロセスを採用する必要があります。また、ハイテク主導の戦略に移行することにより自らを改革していかなければなりません。この改革は、新しいビジョンと、新しい市場や技術への転換、そしてオープンイノベーションの新しいアプローチから始まります。本セッションでは、日本では変革が難しいとされるKSF、人事慣行、従業員のマインドセット、企業文化の再興と、企業がオープンイノベーションを成功させ、スタートアップとの共創の恩恵を受け、将来の成功を実現するためにできることについて議論しました。
University of California San Diego School of Global Policy and Strategy Professor Ulrike Schaede（ウリケ・シェーデ）氏
AGC株式会社 取締役会長 島村 琢哉氏
毎週木曜AM7時から開催している、ベンチャー企業と大企業の事業提携を生み出すことを目的としたピッチイベントMorning Pitchの10周年を記念し、「Morning Pitch Special Edition2023」をサミット内で開催。2022年開催のMorning Pitch全42回、登壇ベンチャー210社から選ばれたファイナリストベンチャーのピッチをはじめとするコンテンツをお届けしました。
テクノロジーを活用し成長し続ける、企業のフェーズに応じた成長戦略に関するパネルディスカッションを開催しました。
■パネリスト
株式会社PKSHA Technology 代表取締役 上野山 勝也氏
株式会社ジグザグ 代表取締役 仲里 一義氏
株式会社Sparty 代表取締役 深山 陽介氏
■モデレーター
Technology Fast 50日本代表 ／Deloitte Private Asia Pacific, Emerging Growth Leader／デロイト トーマツ ベンチャーサポート COO 木村 将之
「起業家による、起業家のための学習組織」として、米国で設立された「EO」(Entrepreneurs' Organization)は、95年に東京支部を設立。最近では、日本が最も急成長する地域のひとつとなり、14支部に1000人以上の会員が在籍し、さらに100社近くの上場企業を抱えています。
本セッションでは、EOの活動内容を紹介するとともに、上場済みベンチャー社長である、クラウドワークスの吉田氏とチェンジの福留氏という二人の現役EO会員が登壇。ユナイトアンドグロウの須田氏（現EO Tokyo Central会長）がファシリテータとして、創業から上場までの道のりや苦労話、EOでの体験や将来のビジョンについて、彼らの生の声をお聞きし、起業家たちがどのようにして成功へと繋げているのかについて議論が交わされました。
■パネリスト
株式会社チェンジホールディングス 代表取締役兼執行役員社長 福留 大士氏
株式会社クラウドワークス 代表取締役社長CEO 吉田 浩一郎氏
■モデレーター
ユナイトアンドグロウ株式会社（EO Tokyo Central 27期会長）
代表取締役社長 須田 騎一朗氏
地方創生は今や国の一大政策となっており、地域の活性化や国全体の発展を目指すためには地方創生が不可欠であるにも関わらず、各自治体が関係人口創出や地域価値の採掘、次世代産業の開発に取り組む中で様々な課題が横たわっています。その中で、本セッションでは、地方創生の最先端で活躍されている二方をお呼びし、具体的な取り組み事項やその成功要因の解説だけでなく、地方創生におけるスタートアップ活用の重要性、地方起点でのイノベーション創出戦略に至るまでお話し頂きました。
■パネリスト
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 公共サービス本部
本部長（内閣府地域活性化伝道師） 高橋 聡氏
社会彫刻家、Next Commons Labファウンダー 林 篤志氏
■モデレーター
デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社
マネージングディレクター 成田 大輔
ベンチャーがユニコーンレベルに成長する上で、今や海外市場へのビジネス展開やグローバルなビジネスネットワークの構築は不可欠となっています。
本セッションでは、現在各業界で注目されているユニコーン・ネクストユニコーン企業を複数お呼びし、グローバル展開の最先端にある企業がどのように事業を展開し、経営課題を克服しているのかについて議論いただきました。
■パネリスト
BeZero Carbon CEO and co-founder Tommy Ricketts氏
Kayrros Business Development Manager Niklas Huppmann氏
Bramble Energy Ltd. Chief Commercial Officer Vidal Bharath氏
■モデレーター
グーグル・クラウド・ジャパン合同会社 Venture Capital Business Development Lead 堂田 丈明氏
スタートアップ企業においてよく起こる問題（法律問題や知財に関する問題）について、弁護士1年目の平賀裕未弁護士から企業法務のベテラン弁護士や工学部出身の弁護士に対して色々な質問をしていくことで、様々な場面での解決方法等の解説を行いました。
DT弁護士法人 パートナー 菅 尋史
DT弁護士法人 荒木 洋介
DT弁護士法人 平賀 裕未
本年のブース展示では、グローバルで活躍するユニコーン企業、100億円を超える調達に成功したネクストユニコーン企業をはじめ、国内外の厳選注目ベンチャー約80社が一堂に集結。現在世界で非常に注目されている気候変動領域の欧州ユニコーン企業BeZero Carbon社など、海外からも有力ベンチャーが多数参加する非常に貴重な機会となりました。AIやDX、気候変動、バイオテックなど様々な業界で活躍する今注目すべき国内外のトップベンチャーとリアルに商談ができる場として開催しました。
[出展企業一覧はこちら（PDF）]
- デロイト トーマツ、テクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2022 Japan」を発表
- Technology Fast 50 Japan Winners Report
木村 将之／Masayuki Kimura
成田 大輔／Daisuke Narita
Deloitte Privateとは
Deloitte Private Japanは、日本を支えるプライベートカンパニー(＊1)や上場企業を含むオーナーの方々にフォーカスし、固有のニーズや企業ライフサイクルに応じたプライベートマーケット向けのサービスを、包括的に提供する統合プラットフォームです。50年に渡り日本を代表する企業や、その時代の最先端を行く企業を支援してきて蓄積された知見と実績、きめ細やかな国内拠点網、強固なグローバルネットワークで、他にはない高い次元でクライアントの成長を支援します。
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＊1 プライベートカンパニー：ファミリービジネスを営む企業・オーナー、プライベートエクイティ・投資先企業、ベンチャー・成長企業
