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Sustainable Value Map(SVM)を用いた環境・社会インパクト分析の活用

企業価値を財務・非財務要素の統合体として再定義する

SVMを用いることで、企業サステナビリティ活動の企業価値への貢献に関し、これまで見過ごされてきた価値やリスクを体系的に説明することを可能にします

SVM(Sustainable Value Map™)とは

  • SVMとは、米国デロイトが開発したマルチステークホルダー視点にたつ企業価値の体系図です
  • 社会価値・従業員価値・環境価値といった具体的な非財務要素の内容や、それらと株主価値との相互作用が簡潔に図式化されています

※画像が見えづらい方はPDFをご覧ください

課題―多くの企業でサステナビリティ活動の意義につき腹落ちされていない

  • 多くの企業がサステナビリティ活動に取り組む一方、その活動が財務的価値や企業全体の価値にどう貢献しているかを体系的に示すことに苦慮しています
  • 株主価値は金銭的に測定しやすいものの、従業員、社会、環境といったステークホルダーへの価値は定義や定量化が難しく、これが経営判断における優先順位を下げてしまう一因になっています

SVMのフレームワークを用いて企業価値を統合的に捉える

  • SVMは、従来の株主価値に、従業員価値、顧客/社会/公共価値、環境価値を加えた4つの視点から、企業価値を統合的に捉えるフレームワークです
  • 各ステークホルダーが企業に提供する「投資(インプット)」と、企業活動から得られる「リターン(アウトプット)」をROI(投資収益率)の概念で整理することで、これまで見過ごされてきた価値やリスクを可視化できます

活用場面

  • SVMの活用は、単なる報告のためだけではなく、投資意思決定のプロセスに組み込むことで、新規投資案件がもたらす多面的な価値(財務的リターン、環境負荷削減、従業員エンゲージメント向上など)を評価し、より持続可能で長期的な価値創造に繋がる意思決定を促進することが可能です
  • また、業績評価にSVMの指標を取り入れることで、組織全体でサステナビリティを「自分ごと」として捉え、価値創造活動を推進する文化を醸成することが可能です

日本での導入イメージ

  • 日本企業において、以下の具体的な場面でSVMを効果的に活用することが考えられます

リスク及び機会の​識別・評価・分析

  • サステナビリティ開示として会社の「ありたい姿」と自社競争優位の源泉を活かして長期的な成長を目指す道筋を経営戦略上の事業リスクおよび機会として可視化し、社会課題解決と事業成長を同時に成し遂げるCSVの創出プロセスと進捗を定量的に表現するために、SVMの指標を活用する

事業ポートフォリオ検討​

  • M&Aや事業の再編などの大型イベント、定期的な経営資源の配分方針の見直し・決定に際しての経営判断指標としてSVMの指標を活用する

製品ポートフォリオ検討

  • SVMの指標を活用し、製品開発に際しての経営判断を行う
  • 製品・技術の開発に際して複数の外部有識者等を交えた検証を行い、一定水準を超えるものについて自社の特定ブランドとして認定し、その開発や普及を促進する取組を行う

調達先の選別・管理

  • 将来における自社事業の安定性を高めるために、森林破壊や、強制労働・児童労働などの撲滅という中長期目標とその目標に向けた持続可能な原料調達に関する指標の選定においてSVMを活用し、地球環境及び人権課題に対する取組を進める

サステナビリティKPI設定と進捗モニタリング​

  • 消費者への利便性と社会・環境課題解消を両立するための取組みに対する経営資源の配分を継続し、経営上の優先順位を高く保つために、関連するSVM上の指標を最重要経営パフォーマンス評価の一つに組み込む
  • 年度ごとの目標とアクションを事業計画の策定の一環として設定し、定期的な経営モニタリング対象として、定性的な取組と合わせて評価する
  • オペレーションの成果の定点観測目的で、年度・四半期ごとの進捗を取締役会にて報告・審議する

人事施策とのリンケージ

  • 従業員エンゲージメントが自社における超過収益力と将来事業創造の源泉であると考え、その向上に向けた取組の成果をエンゲージメント指標にて評価する​

私たちは、企業価値向上に向けたSVMの活用・導入につき、価値ある知見、能力、サポートを適切なタイミングで提供します。

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