企業の税務は、「守り」だけの機能ではありません。適切な税務マネジメントは、競争力・利益・キャッシュフロー・企業価値に直接インパクトを与えます。
新規取引や海外展開、契約設計といったビジネスの重要局面において、税務の視点を組み込むことで、税引後利益の最大化やキャッシュフローの改善、また、サプライズを未然に防ぎ、企業にとってのリスクコントロールを実現することが可能になります。
本書では、税務がどのようにビジネスに関与し、価値を生み出すのかを、実務に即して解説します。サプライチェーンにおける日々の税務判断、税務コスト・リスクを踏まえた契約設計やサプライヤーやクライアントとの交渉、社内外ステークホルダーとの連携など、現場で直面する具体的な論点を体系的に整理しています。
日系・外資系企業双方を経験し20年以上にわたり社内での税務実務に従事し、米国・ブラジル・スイスなど海外での実務経験も持つ著者が、ビジネスを前に進めるための「強い税務マネジメント」の実践知をご紹介します。
目次
第1章 税務マネジメントの目的
第2章 税務部門の役割
第3章 税務業務の中身-税務オペレーションと税務アドバイザリー
第4章 サプライチェーンの把握と税務判断のステップ
第5章 税務項目別 税務マネジメント
第6章 取引別・製品別 契約締結における税務の着眼点と留意点
第7章 関連会社間取引における税務マネジメント
第8章 M&Aにおける税務レビュー
第9章 ケース・スタディ 海外子会社との協業、社内税務教育