我が国の連結納税制度は平成14年度税制改正により創設されましたが、令和2年度税制改正により、令和4年4月1日以後開始事業年度についてグループ通算制度へ改組されました。
弊法人は連結納税制度創設当初から『詳解 連結納税制度Q&A』『詳解 グループ通算制度Q&A』を発行しており、このたび通算12冊目となる最新版として本書を上梓しました。
グループ通算制度は連結納税制度と異なり、グループ内の法人が個別に申告しますが、100%グループ内の内国法人間において欠損と所得を相殺できるという損益通算のメリットは継続し、それがグループ通算制度の最大のメリットとなっています。
また、グループ通算制度適用開始時・グループへの加入時の時価評価課税・繰越欠損金等の取扱いについては、連結納税制度に比べ、組織再編税制の考え方を取り入れ、基本的には納税者有利な方向での見直しが行われました。
損益通算のメリットは存在し、従来からの懸念事項であった制度適用開始時・グループへの加入時の時価評価課税・繰越欠損金等の取扱いについては緩和されたため、今後更に選択が進んでいくものと予想されます。
本書は、グループ通算制度について、実務レベルで使える詳細な情報を、できるだけ詳しく、分かりやすくQ&A形式で記載しています。詳細な仕組みや個別制度、地方税、組織再編における取扱い、別表の記載方法等にいたるまで、実務担当者が必要とする情報を網羅しています。
グループ通算制度の実務にかかわる方必携の1冊として、広くご利用いただけましたら幸いです。
第Ⅰ章 グループ通算制度の概要
第Ⅱ章 基本的な仕組み
第Ⅲ章 グループ通算制度の開始・加入&取止め・離脱の取扱い
第Ⅳ章 個別制度における取扱い
第Ⅴ章 その他
第Ⅵ章 地方税の取扱い
第Ⅶ章 会計処理
第Ⅷ章 組織再編成等
第Ⅸ章 申告書の作成方法と記載例