デロイト トーマツは、札幌市を中心とした北海道で社会や企業のイノベーション、新規事業の創出を進めるため、新オフィス「Sapporo Social Innovation Hub」(以下、SSIH)を開設します。このオフィスにはデロイト トーマツ グループ法人各社が入居し、それぞれの専門性をつなげ、地域密着型のサービスや取り組みを実施していきます。
ここは、多種多様なプロフェッショナルが垣根を越えて出会い、対話し、共に未来をイノベーションするための「共創空間」です。
変わりゆく時代の中で、北海道がもっと輝くためには何が必要だろう? 私たちの暮らしを、より豊かにするアイデアはどこにあるだろう?
SSIHは、「北海道を、もっと面白い場所にしたい」 「自分の力を、誰かのために使いたい」 「新しいアイデアを、カタチにしたい」そんな想いを抱くすべての人々が集まり、北海道全体の未来に向けた無数の「問い」を持ち寄り、新たな価値創造に挑む場所です。
SSIHは、単なる施設ではありません。
人口減少、環境問題、ウェルビーイング。複雑な社会課題も、多様な視点が交わることで、未来を切り拓く挑戦のテーマに変わります。SSIHは、課題意識を具体的なアクションへと昇華させる出会いをデザインします。
企業のビジネス、大学の研究、行政の公共性など、産学官が持つ専門性と、NPOなどが持つ現場の知見。異なる領域の情熱が掛け合わさった時、誰も想像しなかった化学反応が起こります。SSIHは、その反応を誘発し、社会実装へと繋げる場です。
社会をより良くしたいという情熱を持つ人々=「チェンジメーカー」。SSIHは、社会起業家やベンチャーたちが孤立せず、互いに刺激し合いながら、持続可能な地域づくりを担う存在へと成長していく生態系(エコシステム)を育みます。
思想をカタチにするため、SSIHはイノベーションを加速させる3つの機能を提供します。
予期せぬ出会いから、新たなプロジェクトは始まります。イベントや交流会を通じて、課題を持つ人と解決策を持つ人、アイデアと技術、情熱と機会を繋ぎ、セクターを越えた連携を創出します。
変革には、知識とスキルが不可欠です。社会課題のリアルを学ぶセミナーや、ベンチャーの成長を支援するプログラムなどを提供。チェンジメーカーたちが、次のステージへ飛躍するための学びと成長を支えます。
出会いから生まれたアイデアを、具体的なイノベーションへと昇華させます。デロイト トーマツのネットワークを活かした「知」と「場」の融合によるイノーベーションを促進し、スピーディな社会実装を実現します。
SSIHは、札幌市における新たなイノベーション拠点として、経済・地域・社会の循環を連動させ、持続可能な地域社会の実現を目指します。本拠点では、SSIHから生み出される新たな価値は、知識・技術の蓄積とエコシステムの構築を通じて、新たなビジネスや社会連携を創出し、地域の生産性向上と人材強化を支援します。さらに、地域資源の活用や再投資を促進し、地元企業の成長や雇用創出を通じて、地域経済の活性化を図ります。
また、これらの循環がもたらす成果として、地域住民の所得増加や消費拡大により生活の質が向上するとともに、地域住民の地域に対する愛着・定着の醸成や地域活動・社会参加の活性化による社会エコシステムの形成が期待されます。これにより人口減少の抑制や自治体財政の改善が進み、地域全体の持続可能性が高まります。SSIHは、地域の課題解決と成長を両立させる拠点として、札幌市から北海道の未来を創造します。
デロイト トーマツが持つグローバルな知見、そして国内外の企業や公共セクターとの強固なリレーションシップは、北海道のソーシャルイノベーションを、これまでにないスケールとスピードで推進し、その成果の社会実装を加速させます。
業務開始年月:2025年12月(予定)
所在地:北海道札幌市中央区南1条西4丁目(札幌市営地下鉄大通駅直結)札幌4丁目プレイス 13階