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デロイト、監査・保証業務の高度化に向けて、「Deloitte Omnia」に協働型AIエージェントを導入したことを発表

日常業務のワークフローに組み込まれた協働型AIエージェントがプロフェッショナルの判断と業務遂行を支援することでチームの能力を強化し、品質向上とクライアントサービスの高度化を図る

お知らせ

本ページに掲載されている情報は2026年6月24日に、デロイトが配信した内容を翻訳したものです。なお、この翻訳文と原文(英語)に相違がある場合は、原文の記載事項を優先します。

デロイトは、同社のグローバル監査・保証業務プラットフォーム「Deloitte Omnia」に、協働型AIエージェントを新たに導入したことを発表しました。統合的に複数のAIエージェントが相互に協働すること(A network of intelligent agents、以下「協働型AIエージェント」)により、監査・保証業務の提供方法を進化させ、新たなスタンダードを確立します。

Omniaに組み込まれた協働型AIエージェントは、新規および既存のAIエージェントを単一のフレームワークのもとに統合し、相互に協働しながらワークフローを調整・実行できるように設計されています。協働型AIエージェントが組み込まれた高度なプラットフォームに移行することで、世界各国のデロイトの監査・保証業務に従事する約85,000人のプロフェッショナルは、より高度な洞察と深度あるリスク分析が可能となり、複雑化する市場環境においても的確に業務を遂行し、クライアントにより大きな付加価値を創出できるようになります。

今回のAIエージェントの導入は、デロイトが2025年7月に公表したAI分野へのこれまでの投資の一環であり、次世代のAIイノベーションの実現を目的としています。また、人間が主導しAIがそれを強化する「HUMAN-LED, AI-POWERED」という考えのもと、プロフェッショナルの専門性とAIの力を融合しイノベーションを継続的に推進する、デロイトのコミットメントを示すものです。 

監査・保証業務の在り方を変革

Omniaに新たに搭載された協働型AIエージェントは、複雑化し、データ活用が進むクライアント環境に対応するため、既存のAI機能をプラットフォーム内で統合・拡張するものです。今後も、この基盤をもとにさらなる機能強化が段階的に進められる予定です。

Omniaの最新リリースにおいて、協働型AIエージェントが実現する主な機能は以下のとおりです。

  • 潜在的なリスク要因を識別するための情報分析
  • リアルタイムかつコンテクストを踏まえた回答の提供による意思決定支援(高度なテクノロジーとデロイトの世界水準のプロフェッショナル人材を融合し、プロフェッショナルとしての判断力と洞察力を強化)
  • データの抽出、証拠の分析、文書ドラフトの作成、初期的な結論の作成など、プロフェッショナルがレビューするための事前の手続の実行
  • 規制要件および開示要件への適合性評価の支援

人が主導しAIが強化する業務提供を通じた品質向上

デロイトの監査・保証業務は、プロフェッショナルの判断力、批判的思考、そして高度なテクノロジーが相互に補完し合うこと(HUMAN-LED, AI-POWERED)で、品質と信頼性が一層高まるという考え方に基づいています。

デロイト グローバルの監査・保証業務ビジネスリーダーであるスーザン・ベネットは次のように述べています。

「AIおよびイノベーションへの継続的な投資は、デロイトがグローバルな資本市場において品質を提供し、信頼を構築していくうえで中核となる取り組みです。デロイトがサービスを展開する各地域において、事業環境の複雑化は増大しており、高度なテクノロジーとプロフェッショナルの判断力および経験の融合は、これまで以上に重要となっています。Omniaは、そうした信頼をグローバル規模で実現する基盤です。」

グローバルプラットフォーム全体でイノベーションを拡大

Omniaに新たに組み込まれた協働型AIエージェントは、デロイトの社内エンジニアリングチームによって開発され、テクノロジーの進化に応じて拡張可能な設計となっています。AI機能は、デロイトの「Trustworthy AI™」フレームワークに基づいて開発されており、ライフサイクル全体にわたりガバナンス、コントロールおよびコンプライアンスを組み込むことで、責任ある透明性の高いAI活用を支援します。

デロイト グローバルの監査・保証業務ストラテジー・デジタルチェンジリーダーであるナイジェル・トーマスは次のように述べています。

「デロイトのクライアントは、スピード、複雑性、そして絶え間ない変化に特徴づけられる環境下で事業を展開しています。Omniaは、デロイトのプロフェッショナルがクライアントと連携し、AIを高度に活用した監査を提供するとともに、ビジネスの変化への対応やリスク管理を支援することを可能にします。」

Omniaのプラットフォームに協働型AIエージェント機能を直接組み込み、デロイト独自のメソドロジーを活用することで、グローバルネットワーク全体および各クライアント向け業務に一貫して適用することが可能になります。

デロイト グローバル の監査・保証業務デジタルプロダクトリーダーであるウィル・バイブルは次のように述べています。

「Omniaは、デロイトのプロフェッショナル、データ、メソドロジー、そしてAIが一体となって機能する統合的なAIエージェントプラットフォームへと進化しました。我々のテクノロジーが、時間を要する業務プロセスを担うことで、より高度な批判的思考、分析に注力できる環境を実現します。これは始まりに過ぎません。」

監査・保証業務の将来を見据えて

今回のOmniaにおける協働型AIエージェントの導入は、10年以上にわたる投資の蓄積を基盤とするものであり、デロイトの監査・保証業務におけるAI戦略の重要なマイルストーンです。

企業によるAI活用が加速する中、デロイトは監査・保証業務の提供サービス全般にわたりイノベーションを推進し続けています。これには、AI 保証領域におけるサービスも含まれており、AIガバナンス、企業のAI内部統制、アウトプット、データの完全性およびモデルのパフォーマンスに関する評価および助言を提供しています。これにより、独立した立場での証拠に基づく評価に対する準備をし、信頼の確立に貢献します。

AI時代に対応する人材高度化への投資

デロイトは、プロフェッショナルのスキルの高度化およびAIリテラシーの強化に向けて投資を進めており、「Deloitte AI Academy™」や、個々のプロフェッショナルに最適な学習機会を提案するAI活用型学習支援ツール「Scout」(米国のみ)といった取り組みを展開しています。さらに、Omniaに新たに搭載された協働型AIエージェントには、監査・保証業務のプロフェッショナル向けに「チューターモード」も搭載されています。これにより、業務のコンテクストに応じたオンデマンドのマイクロラーニングを提供します。

テクノロジーによるイノベーションと人材開発を融合することで、デロイトはプロフェッショナルがAIを監督・検証しながら協働し、高品質で拡張性の高い成果を創出していきます。

監査・保証業務におけるデロイトのAIリーダーシップ

デロイトは、人間が主導しAIがそれを強化する「HUMAN-LED, AI-POWERED」のイノベーションと、責任ある検証をされたAI活用を推進しています。実践的で信頼性の高いソリューションを通じて、複雑な課題に対応しています。デロイトのAIを活用したサービスは、豊富な業界・専門領域・規制対応の知見および経験と組み合わせることで、財務上の複雑性を、戦略上の意思決定に資する明確な洞察へと転換します。デロイトのアプローチは、品質、誠実性および透明性を基盤としています。

Omniaの詳細については、こちらをご覧ください。