本稿では製造業、特にプロセス産業の製造基幹システムに要求される機能を業態・業務分担毎の特徴から整理し、製造基幹システムに求められる方向性を展望しています。
日本の製造業においては、労働人口減やAI等のデジタル技術の高度化等を背景として、スマートファクトリー実現が各社の重要命題の一つとなっている。伴い、その根幹を担う製造基幹システムの重要性も増大している一方で、過去から使用されてきたが故に肥大化・ブラックボックス化してしまっており、再構築に二の足を踏む企業が多いのが実態である。そこで、本論では、デジタル全盛の現代だからこそ取りうるべき製造基幹システム再構築の方向性を考察している。具体的には、各社の業務業態に応じた管理領域(ERP)と製造基幹領域(MES)との機能分担の見極めが、肝要と考えている。
(ECMMユニット ニュースレター「Next Stage」vol.33 2025年5月発行)
【目次】
序論
結論・今後の展望