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ヤングケアラーの支援に係るアセスメントシートの在り方に関する調査研究

ヤングケアラー支援のためのアセスメントツール等を作成

当法人は、厚生労働省令和4年度 子ども・子育て支援推進調査研究事業の採択を受け「ヤングケアラーの支援に係るアセスメントシートの在り方に関する調査研究」を実施し、アセスメントツール等を含む「ヤングケアラー支援に係るアセスメントツール等の使い方ガイドブック」を作成しました。

調査研究事業の背景・目的


本事業は、支援が必要なヤングケアラーの早期発見・介入につなげるためのアセスメントシートの在り方を検討することでヤングケアラーへの支援の充実を図ることを目的として実施しました。

調査研究事業の内容


本事業においては、①検討委員会の設置・開催、②作業部会の設置・開催、③先行調査・先行研究の整理(文献調査)、④アセスメントシート等ツールに関するヒアリング調査、⑤パイロット版・アセスメントツールの作成、⑥デルファイ調査(アンケート調査)、⑦成果物のとりまとめ、といった7つの活動を行いました。

まとめ


本事業においては、様々な分野・現場で活用できるよう各種ツールの検討を進めてきたところであり、「こどもの気持ちに寄り添うこと」を重視しながら、多機関・多職種が連携して支援を行うことを前提とした内容とし、具体的な使用者、使用場面、使用目的を示すことに努めました。また、学校や支援現場で既に活用している各種アセスメントツールに対して、本事業の成果物を盛り込んでいただきやすくするためにも、チェック項目ではなく「アセスメントや気づきのための視点」を示すこととしました。既存のツールと併用して活用していただくことで、ヤングケアラー支援をより充実したものにできると考えられます。

執筆


有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部  ヘルスケア 


※上記の部署・内容は、掲載日時点のものとなります。2023/04

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