本事業は、支援が必要なヤングケアラーの早期発見・介入につなげるためのアセスメントシートの在り方を検討することでヤングケアラーへの支援の充実を図ることを目的として実施しました。
本事業においては、①検討委員会の設置・開催、②作業部会の設置・開催、③先行調査・先行研究の整理(文献調査)、④アセスメントシート等ツールに関するヒアリング調査、⑤パイロット版・アセスメントツールの作成、⑥デルファイ調査(アンケート調査)、⑦成果物のとりまとめ、といった7つの活動を行いました。
本事業においては、様々な分野・現場で活用できるよう各種ツールの検討を進めてきたところであり、「こどもの気持ちに寄り添うこと」を重視しながら、多機関・多職種が連携して支援を行うことを前提とした内容とし、具体的な使用者、使用場面、使用目的を示すことに努めました。また、学校や支援現場で既に活用している各種アセスメントツールに対して、本事業の成果物を盛り込んでいただきやすくするためにも、チェック項目ではなく「アセスメントや気づきのための視点」を示すこととしました。既存のツールと併用して活用していただくことで、ヤングケアラー支援をより充実したものにできると考えられます。
※上記の部署・内容は、掲載日時点のものとなります。2023/04