国際物流に紐づく貿易業務においては、昔からの慣習・進め方が現在も色濃く残っており、貿易関係者の効率化があまり進んでいない状況です。デロイト トーマツは、30年以上変わっていない貿易業界の慣習に真正面から向き合い、貿易DXの実現をサポートします。
2024年問題を抱える物流業界では、長年の課題であったトラックドライバーの長時間労働にメスが入ることで、今までの慣習が見直され、生産性向上に向け舵が切られております。他方、国際物流に紐づく貿易業務においては、昔からの慣習・進め方が現在も色濃く残っており、貿易関係者全体の効率化があまり進んでいない状況です。
貿易関係者は、長年個別最適で業務を進めているため、後工程のことを考えたデータ連携ができていない場合が多いです。そのため、貿易業界全体で各システムへの重複インプット、入手した帳票と作成した帳票の紙とペンによるチェック、PDF・紙での他社連携など、非効率な業務のリレーが日常的に行われております。また、リレーの最終走者である荷主は、輸出入許可書等を紙・PDFで入手・保存しているため、税関の事後調査に向けたデータ分析ができていないなど、貿易業界全体で後工程のことを考えた業務効率化・DXが求められています。
コロナの影響で在宅勤務が余儀なくされたことにより、今まで当たり前のようにオフィスで行われてきた紙印刷や紙のファイル管理、ペンを用いた書類間のチェック、関係者へのファックス送信や紙の手渡しなどが見直されるようになりました。また、サイバーポートやトレードワルツなどの貿易プラットフォームや、キントーンなどのノーコードツール(プログラミングの知識がなくても、ノーコードで業務のシステム化や効率化を実現できるクラウドサービス)の登場により、今までできなかったことが実現できる環境が整い、業界全体で貿易DXの機運が高まっています。
フォワーダー、通関業者、税関、メーカー出身者により構成される貿易DX専門チームが、30年以上変わっていない貿易業界の慣習に真正面から向き合い、貿易DXの実現をサポートします。部門・業務ごとに異なるシステムを使用しているゆえに業務が複雑化している企業、顧客へのカスタム対応が多く業務の標準化に苦労している企業、オフィスを縮小し従業員の在宅勤務を標準化する企業など、これから貿易業務の効率化や貿易DXに取り組まれる企業をハンズオンでサポートします。