国をまたぐ経理業務の課題
KOZOCOMは、日本とベトナムに拠点を持ち、それぞれの国でシステム開発を行っています。会計業務も国ごとに独立しており、日本とベトナムの会計ソフトをそれぞれ使用。さらに、ベトナムの監査は、日本企業の会計業務を支援する現地コンサルティング会社に依頼していました。
しかし、経営陣には両国の業績を迅速に把握したいという課題がありました。各国で異なる会計ソフトを使用していたため、データを合算するのに時間がかかり、社長として業績を確認できるまでに1.5ヶ月もの時間を要していたのです。加えて、円とドンの為替換算にも時間を費やし、経営判断が遅れるという懸念を抱えていました。
現場の不安を解消する柔軟なサポート
この課題を解決するために、Universal Business Cloud 会計の導入を検討しました。しかし、導入当初、現場スタッフからは「今までの会計ソフトで問題なく業務を回していたため、変更したくない」という意見がありました。
そんな中、Universal Business Cloud 会計の導入サポートチームが「まずは既存の会計ソフトとUniversal Business Cloud 会計を連携させる」方法を提案してくれました。この段階的な導入方針により、スタッフの負担を最小限に抑えつつ、新しいシステムへスムーズに移行できることが分かり、導入を決断しました。
この初期導入だけでも、財務状況を確認するスピードが向上しました。
リアルタイムの経営判断でベトナム・ダナンでトップクラスの開発体制が可能に
Universal Business Cloud 会計への本格的な移行の際には、データ移行のサポートも受けました。クラウドベースのシステムであるため、各国の財務データをリアルタイムで統合・確認できる環境が整いました。
日本とベトナムの業績を確認する際に必要だった、円とドンの合算作業の手間がなくなり、今まで発生していた作業の約70%の工数を削減できました。
そのおかげで、より迅速で的確な経営判断ができるようになったと実感しています。需要が拡大するシステム開発に対応できるベトナムの若くて優秀な人材を採用するという決断をタイムリーに行えた結果、ベトナム・ダナンではトップクラスの開発体制を整えることができました。
二国をONE TEAMにするため、さらなる業務効率化へ
Universal Business Cloud 会計を活用することで、財務状況の透明性が高まり、経営のスピードが向上しました。今後は、さらに業務プロセス全体の効率化を図る方針です。
日本とベトナムの両拠点をまたぐ業務は複雑ですが、Universal Business Cloud 会計のおかげで経理・財務業務の効率化が進みました。今後もシステムを活用しながら、よりスマートな経営を目指していきます。