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海外拠点管理に最適 Universal Business Cloud 会計(経理クラウドサービス)

国際会計基準(IFRS)や外貨建取引、複数帳簿、複数言語にも対応した本格会計ソフトウェア

デロイト トーマツは経理クラウドサービスにおいて、独自開発した会計SaaS「Universal Business Cloud 会計」を提供します。これまでに培った会計やグローバル経理業務に関する豊富な知識と、数々の会計システムを開発してきたプロフェッショナルのノウハウを結集し、企業のスムーズな会計業務処理に貢献します。

Universal Business Cloud 会計の特長

1. グローバルビジネスに最適

Universal Business Cloud 会計は、インバウンド・アウトバウンド企業の日常経理業務や本社へのレポート、決算業務を効率的かつ低コストで運用することを可能にします。本社や海外拠点を問わず共通のフォーマットを使用するため、例えば海外拠点の現地スタッフが記帳した帳簿を本社でも同様に扱うことができるため、現地とのコミュニケーションコストの低減や公正な管理体制の構築に効果を発揮します。

デロイト トーマツが開発した、企業のグローバルビジネスを加速させるSaaS型会計ソリューション

Universal Business Cloud 会計は、さまざまな集計マスタや強力な統制機能、複数帳簿や外貨建取引に対応した会計ソフトウェアです。複数言語や複数通貨、複数地域および複数会計基準にも対応しています。デロイト トーマツは本ソフトウェアを経理クラウドサービス内で活用し、企業のグローバルビジネスのさらなる加速に貢献します。

同サービスでUniversal Business Cloud 会計を使用するにあたっては、お客様の事業規模やニーズに応じた複数のサービスプランを、リーズナブルな価格で提供しています。例えばスタンダードプランの場合、以下の金額でご利用いただけます。

プランの詳細やその他のプランの内容については「お問い合わせ」ボタンよりお問い合わせください。

■スタンダードプラン
初期費用:150,000円(税別。以下同様) 
年額料金:357,600円(月額料金:29,800円)
利用者数:3名

Universal Business Cloud 会計 導入インタビュー

KOZOCOM株式会社 | 代表取締役社長 平松 圭 様

導入の決め手

  • 海外拠点の業績の把握に1.5ヶ月。経営判断の遅れが事業成長の足かせに
  • 現場の不安を解消する柔軟なサポートで、スムーズなシステム移行を実現
  • 各国で異なる財務データを統合し、リアルタイムでの経営管理へ

導入の効果

  • 各国の経営数値の可視化で、意思決定のスピードが著しく向上
  • 海外拠点の管理プロセスを自動化し、作業工数を約70%削減
  • ベトナムでの戦略的な人材採用を加速し、トップクラスの開発体制を構築

国をまたぐ経理業務の課題

KOZOCOMは、日本とベトナムに拠点を持ち、それぞれの国でシステム開発を行っています。会計業務も国ごとに独立しており、日本とベトナムの会計ソフトをそれぞれ使用。さらに、ベトナムの監査は、日本企業の会計業務を支援する現地コンサルティング会社に依頼していました。

しかし、経営陣には両国の業績を迅速に把握したいという課題がありました。各国で異なる会計ソフトを使用していたため、データを合算するのに時間がかかり、社長として業績を確認できるまでに1.5ヶ月もの時間を要していたのです。加えて、円とドンの為替換算にも時間を費やし、経営判断が遅れるという懸念を抱えていました。

現場の不安を解消する柔軟なサポート

この課題を解決するために、Universal Business Cloud会計の導入を検討しました。しかし、導入当初、現場スタッフからは「今までの会計ソフトで問題なく業務を回していたため、変更したくない」という意見がありました。

そんな中、Universal Business Cloud会計の導入サポートチームが「まずは既存の会計ソフトとUniversal Business Cloud会計を連携させる」方法を提案してくれました。この段階的な導入方針により、スタッフの負担を最小限に抑えつつ、新しいシステムへスムーズに移行できることが分かり、導入を決断しました。

この初期導入だけでも、財務状況を確認するスピードが向上しました。

リアルタイムの経営判断でベトナム・ダナンでトップクラスの開発体制が可能に

Universal Business Cloud会計への本格的な移行の際には、データ移行のサポートも受けました。クラウドベースのシステムであるため、各国の財務データをリアルタイムで統合・確認できる環境が整いました。

日本とベトナムの業績を確認する際に必要だった、円とドンの合算作業の手間がなくなり、今まで発生していた作業の約70%の工数を削減できました。

そのおかげで、より迅速で的確な経営判断ができるようになったと実感しています。需要が拡大するシステム開発に対応できるベトナムの若くて優秀な人材を採用するという決断をタイムリーに行えた結果、ベトナム・ダナンではトップクラスの開発体制を整えることができました。

二国をONE TEAMにするため、さらなる業務効率化へ

Universal Business Cloud会計を活用することで、財務状況の透明性が高まり、経営のスピードが向上しました。今後は、さらに業務プロセス全体の効率化を図る方針です。

日本とベトナムの両拠点をまたぐ業務は複雑ですが、Universal Business Cloud会計のおかげで経理・財務業務の効率化が進みました。今後もシステムを活用しながら、よりスマートな経営を目指していきます。

ダナンでトップクラスの開発体制を誇るKOZOCOM Vietnam。若手エンジニアが新しい技術を熱心に学ぶ。

 

KOZOCOM株式会社プロフィール

KOZOCOM株式会社は、2006年に設立され、社会や企業の課題をビジネスを通じて解決することをミッションとし、DX支援、ラボ型開発、ファイナンスの3つのサービスを提供し、企業に価値を提供している。ベトナム・ダナンにおいてトップクラスの開発規模を誇るラボ型開発を展開しており、資格を持つ優秀な人材が日本のクライアント企業のビジネスを深く理解し、エンドユーザーの立場に立った開発を行う。

https://www.kozocom.co.jp/

代表取締役社長の平松圭(ひらまつ けい)氏は、1978年生まれで、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校を卒業後、トムソン・カノープスに入社し、海外事業本部でマーケティングを担当。 その後、GMOホスティング&セキュリティ社で新規事業の立ち上げやウェブマーケティングに従事し、2009年1月にKOZOCOM株式会社に入社。執行役員副社長、取締役を経て、2019年3月より代表取締役社長に就任。

Our thinking

デロイト トーマツだからこそ提供できる、経理業務の課題を解決する会計ソフトウェア

私たちデロイト トーマツは、企業にさまざまなサービスを提供しています。その中で、経理・財務部門が抱える課題の解決にも注力してきましたが、各社には特に重要な2つの課題があり、それらを解決する必要性に気づきました。

一つは、中堅・中小企業の経理業務に適し、かつ企業の経営判断に必要となる高品質な会計処理ができるシステムが無いこと。もう一つは、国際的な会計処理が必要な企業では、その規模に関係なく、IFRSなどに対応するため複数帳簿、高度な会計処理や複数言語、複数の通貨で帳票を作成する必要があるということでした。

これらを解決することで、企業はビジネスをさらに加速させることができる――。そうした確信のもと、私たちにできることは何かを徹底的に議論しました。会計や経理業務、さらにはシステムに関する豊富な実績とナレッジをもとに、「こんな機能があったらよい」を凝縮させた、これまでにない会計システムを開発しました。それがUniversal Business Cloud 会計です。

「海外拠点で経理人材を採用しようとしても候補者が少なく、なおかつ人件費が高い」「本社と海外拠点で使用する会計ソフトが異なるため、データの変換や報告資料作成に多くの時間がかかる」「言語の違いによって意図が正しく伝わらず、記帳ミスが多い」「海外拠点の内部統制が利かない」「会計ソフトの導入を検討しているが、コストを抑えるのが難しい」――。

海外拠点の経理・財務業務を巡っては、各企業から多くの悩みが聞かれます。こうした課題の解決を支援するのが、Universal Business Cloud 会計です。