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FTA活用のメリット

FTA活用支援ソリューション「Trade Compass」~適用可能FTA・関税率・原産地規則検索、関税削減効果額試算などの機能により、FTAの効果的・戦略的活用を支援~

国際競争力を求められている企業にとって、FTAの活用は事業全体に大きな影響を与えるテーマとして、『中長期で戦略的な対応が求められる経営課題』と捉えることが重要です。

Trade Compass 無料トライアル

無料トライアル版では標準機能全てご利用可能です。

FTA等による関税削減率ランキング

品目別のコスト削減率ランキングをご紹介します。

・ RCEP関連レポート

RCEP加盟国への輸入時に、原産国により異なりうる関税率をご紹介します。

FTA活用の重要性

関税が及ぼすビジネス上のインパクトは甚大

関税とは輸出入の度に発生する品目毎の輸入課税を指し、ビジネス上無視できないほど大きなコストインパクトをもたらします(下図参照)。例えば税引前利益が輸入価格(例:CIF条件下での取引価格)の10倍差がある場合、関税率3%のキャッシュインパクトは法人税30%に匹敵します。

そのインパクトは、自社で綿密なマーケティング、秒単位のオペレーション改善の努力によって生み出された利益を簡単に吹き飛ばすほど影響が大きいものと言えます。

このため、FTAなどの国際通商ルールは戦略的に活用する必要があります。

重層化・複雑化する世界のFTA

税率が異なるFTAが複数存在

世界には既に400近いFTAが存在し(構想段階を含む)、これらが「スパゲッティボウル現象」といわれるように複雑に絡み合っています。さらに、経済規模・人口・参加国数が巨大な多国間での自由貿易協定(FTA)締結に向けて交渉が進んでおり、世界の経済連携はますます重層化・複雑化していきます。

これらの協定は関税の削減・撤廃を品目毎に規定しており、ビジネスに大きなインパクトを与えます。

締結済・交渉中の主な経済連携(FTA・EPA)

締結済・交渉中の主な経済連携(FTA・EPA)
※クリックまたはタップして拡大表示できます

FTA活用の障壁

FTA活用の為に協定文を読解するには高い専門性が必要

海外に複数の拠点・顧客を持ち輸出入国の複雑な組み合わせが存在するグローバル企業が、FTAの将来関税率や原産地規則(※)を考慮して最適な取引を迅速に比較・検討するためには、各国が締結したFTAの協定文を読解するための高い専門性が必要となり、担当要員を確保するのは容易ではありません。

デロイト トーマツ コンサルティングが提供するTrade Compassを活用すると、難解なFTAの協定文を読解することなく、簡単かつ迅速に最適な取引を検討することが可能です。

※:貨物の原産地(=物品の「国籍」)を決定するためのルール

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