サービス

フィージビリティスタディ

地域資源をフックとした事業開発、持続可能な地域ビジネス構築へ向けた実現可能性評価を実施

山積する地域課題の解決、及び地域資源を活用した事業開発の実現を図るため、デロイト トーマツでは多様な専門知見と事例を踏まえた「フィージビリティ」支援を行います。

新たな一歩に蓋然性を

地方創生・地域活性化に関する社会的な要請が高まるなかで、地域資源や地域課題を活用した新規事業開発、新産業創出への期待は大きくなっています。昨今SDGsへの取組み、関心が消費者の価値判断に大きな影響を及ぼすとともに、持続可能な社会の実現へ向けて、大企業、スタートアップ、行政、といった多様なステークホルダーが関与しながら利害関係を整理し、持続可能なビジネスを構築することが求められています。

補助金を活用した短期的なPoCだけではなく、ビジネスとして持続可能なモデリング、事業性評価を行う高難度なフィージビリティスタディを実現し、リスクリターンの評価を実施します。
 

地域産業振興におけるフィージビリティスタディのポイント

実行可能性の検証

地域産業創出、地域課題に取り組む事業開発時は、一般的な新規事業開発と比較しステークホルダーが多様になる傾向があります。事業の主体者が単体で事業完結できるケースは少なく、地域に対する理解やステークホルダーとのリレーション・信頼関係の構築、行政との連携を含めて求められます。また、その地域の特性や地域中核企業の存在、地場産業の歴史や構造など、広く理解して事業を組み立てることが成功の鍵となります。加えて、自社の強みの分析や事業戦略とのストーリーを合わせ、補完関係にある事業者やパートナーとの交渉等を重ねながら、技術面を含めた持続可能な事業プランを検証する必要があります。
 

各種補助事業の活用

都市から地方へという流れは我が国において国策とも言える状況です。企業版ふるさと納税や自治体財源となる地方創生交付金、直近ではデジタル田園都市構想といった各種目玉施策に「地方」がキーとなっております。一方、補助金を始めそれをうまく活用できている事例は十分ではないと言えます。コンサルタント会社や事業会社出身者のみならず、中央省庁や地方自治体出身者も多数在籍する地域産業振興支援室は、それらの活用方法を企業や自治体と共に対話をしながら、事業の組立からファイナンスのスキーム検討、実行までを一気通貫で支援することが可能です。
 

確度の高い事業性評価

地域産業振興におけるフィージビリティスタディでは、仮説検証におけるパラメーターが複雑で高リスクになりがちです。大きなくくりでのPESTをとらえ、需要サイドと供給サイド、ヒト・モノ・カネの観点、サプライチェーンを始め幅広い検討が重要となります。事業再生支援を主として行うリストラクチャリング部門の各種プロフェッショナルが多角的な視点を持ち寄り、事業性の検証を行います。

先進事例調査から営業動向までEnd to Endでの支援

地域課題先進国と言われている日本ですが、グローバルでも最新技術動向や規制の枠を越えた新たな取組事例や学び事例が多く存在します。世界150の国に30万人を超えるメンバーを抱えるグローバルファームの知見を活かすことが可能です。例えば、国内でも同時多発的にエネルギー産業を始め地域産業振興が行われており、その動向を調査し最短最速で成功へ向かうことも可能です。デロイト トーマツは、調査後の実行フェーズにおいてもクライアントと1人称でともに取り組む実務家としての目線も忘れません。
 

先進事例調査

ESGを契機としたエネルギー産業を中心に、モビリティやエネマネ事業、スマートシティや農業・漁業といった第1次産業まで従来のあたりまえの枠を越えた取り組みがここ数年多く行われております。テクノロジーも日進月歩進化しておりますが、その技術を実装に落とし込むモデル構築の甘さや規制問題、そのほか商慣習等が障壁となり実装に至らないケースも多数あります。類似の方向性と進捗状況、KSF抽出など再現性高い情報を整理し事業性評価に活用します。
 

データアナリティクスを活用した需要予測

独自で保有するデータアナリティクスチームのアセットとノウハウを活用し、将来の人口動態予測始めマーケットの需要予測を確度高く実装することが可能です。
 

ハンズオン支援

数値の見える化を通じた改善余地の検討調査・シミュレーションから、具体的な課題の分析・解決策の提案、ハンズオンでの実行支援等を通じた社内外の様々な障壁の打破に一緒に取組むことが可能です。豊富なハンズオン支援の経験やリレーション、チームのハードシンキング等を組み合わせ、必要に応じてビジネスパートナーとして現場での支援を行います。

プロフェッショナル

佐藤 公則/Kiminori Sato

佐藤 公則/Kiminori Sato

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー パートナー

大手証券会社の投資銀行部門にて、株式、社債の引受業務に加え、クロスボーダーを含むM&Aや新規上場アドバイザリー業務を多数経験した後に独立を経て現職。 幅広い業種業態の企業や官公庁の案件において、市場調査・分析、事業性評価、事業計画策定、人材育成を通じたハンズオンの業績改善支援・生産性向上支援、内部管理体制の構築等のサービスを提供。創業から事業再生までの企業のライフステージに合わせた豊富な支援経験を... さらに見る