ナレッジ

With / After COVID-19におけるファイナンス組織の挑戦

COVID-19によるファイナンス組織への影響と今後の改革の方向性

COVID-19の全世界的な感染拡大により、経済環境は激変し、事業の不確実性も拡大した。このような環境変化は、ファイナンス組織にどのような影響を与えたのか。またWith/After COVID-19におけるファイナンス組織の在り方はどう在るべきか、環境変化に向き合う日本のファイナンス組織への調査結果をもとに、今後の改革の方向性を展望する。

月刊誌『会計情報』より転載。PDFダウンロード時は以下、「本記事に関する留意事項」をご確認ください。

本誌に関する留意事項

本誌は皆様への情報提供として一般的な情報を掲載するのみであり、その性質上、特定の個人や事業体に具体的に適用される個別の事情に対応するものではありません。また、本誌の作成または発行後に、関連する制度その他の適用の前提となる状況について、変動を生じる可能性もあります。個別の事案に適用するためには、当該時点で有効とされる内容により結論等を異にする可能性があることをご留意いただき、本誌の記載のみに依拠して意思決定・行動をされることなく、適用に関する具体的事案をもとに適切な専門家にご相談ください。

With / After COVID-19におけるファイナンス組織の挑戦

(1) COVID-19によるファイナンス組織への影響と今後の改革の方向性

COVID-19感染拡大による日本のファイナンス組織への影響とWith/After COVID-19においてファイナンス組織が企業価値向上に貢献し続けるためには何が求められていくのか、というファイナンス組織全体への考察まず行う。分析・考察のベースとして、2020年6月にDeloitte Japanで実施したアンケート調査結果(Deloitte CFO Signals Japan:Special Edition)を活用しており、そのアンケート調査結果も紹介する。

≫ 記事全文   [PDF,817KB]

(2) With / After COVID-19におけるOperational Financeの在り方

With/After COVID-19において、ファイナンス組織では今後のニューノーマルな働き方として、紙媒体を前提としていた非効率な業務モデルから、電子化・デジタル化を通じたリモートワークを可能とする業務モデルへ変革していくための環境整備を行う必要がある。

With / After COVID-19下でのOperational Financeにおける在り方を(1)Order to Cash、(2)Procure to Pay (3)Close, Consolidate & Reportの領域ごとにリモートワークの前提となる電子化をテーマにしたオペレーションのあるべき像を提示する。

記事全文  [PDF, 996KB]

(3) With / After COVID-19におけるトレジャリーマネジメントの在り方

ファイナンス組織が具備すべき機能別の展望の2回目である本パートでは Specialized Finance領域におけるトレジャリーマネジメントの在り方について考察する。

本パートでは2020年6月に社団法人日本CFO協会にて、「ポストコロナの財務領域における課題」と題してCOVID-19の影響を踏まえた財務部門の働き方、資金管理における課題、BCPの整備状況等の財務領域に特化して実施したアンケートも踏まえ、①リモートワーク実施状況及び実施における課題、②COVID-19の影響を踏まえ財務領域で検討が必要な事項の2点に注目し、財務部門が今後取り組むべき事項について展望する。

記事全文  [PDF, 752KB]

(4) With / After COVID-19におけるBusiness Financeの在り方

ファイナンス組織が具備すべき機能別の展望の3回目である本パートでは Business Finance領域(経営管理・管理会計)の在り方について考察する。
COVID-19によるBusiness Financeへの影響としては、「連結業績予測の開示の見送り(未定としての開示)」「想定事業ポートフォリオとの乖離の発生」といった将来予測をどう描くかということに課題感を持っている企業が多い。

With/After COVID-19におけるファイナンス組織には、「COVID-19などの環境変化がどのようにビジネスに影響を及ぼすか」という点についてファイナンス的な観点で正確に捉えることが期待されている。

本パートでは、課題解決に資する最新のDigital技術を活用した施策を紹介する。

≫ 記事全文  [PDF, 948KB]

(5) With / After COVID-19におけるファイナンス組織・機能の在り方

COVID-19をファイナンス組織の変革のチャンスと捉えDXを加速化している会社が多く見受けられる。これはCOVID-19の影響によりリモートワークを前提とした働き方が求められる中でファイナンス組織としての課題が明確化され経営陣・現場ともに変革の必要性を再認識したことによるものと考える。

これらDX化の加速はファイナンス組織における業務遂行環境に影響を与えるものであり、その変化について考察する。

≫ 記事全文  [PDF, 715KB]

(6) With / After COVID-19におけるファイナンスタレントマネジメントの在り方

COVID-19を契機に、物理的な場所の制約が無いデジタル空間を中心とした働き方への移行が進んでいる。これは、「ヒトが行うべき業務とは何か、その中でも対面でやるべき業務とは何か」という問いへの答えを考えさせられる機会となる。

本パートでは、With / After COVID-19におけるファイナンスタレントマネジメントの方向性について展望する。

記事全文  [PDF, 763KB]

(7) With/After COVID-19におけるファイナンス組織のDX

多くの企業が中期経営計画等でデジタルトランスフォーメーション(DX)をキーワードに掲げて久しい。またCOVID-19を契機としたリモートワークにおける業務環境整備の必要性の高まりに伴い、ファイナンス組織のDXへの意識はさらに高まっている。

With / After COVID-19のファイナンス組織を展望するシリーズ最終パートでは、ファイナンス組織におけるDXの在り方、及びDX推進に向けたアプローチについて考察する。

記事全文  [PDF, 1MB]
お役に立ちましたか?