ProTopics Canada, September 2004
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2004年9月15日
皆様には平素、格別のご厚情賜りまして有難うございます。
昨秋廃刊致しましたBusiness News Flashに代わる皆様への情報発信手段として、今春にProTopics Canadaを創刊致しました。このProTopics Canadaは会計に関する情報のみならず、企業を取り巻く様々な経営環境に関して皆様のお役に立つ情報を定期的にお届けすることを目的としております。
今回はその第2号として、最近特に企業の関心が高まっている「コーポレート・ガバナンス」に関する情報を皆様にお届けしたいと思います。「コーポレート・ガバナンス」という概念自体は以前より知られておりましたが、1990年代後半に米国で起こったエンロンを始めとする大企業の破綻により、その必要性がより一層強く求められるようになりました。これを受けて、米国では2002年7月に「サーベインス・オックスレイ法」を制定し、公開企業のコーポレート・ガバナンスに厳しい要求を出しました。この聞き慣れない法案は、サーベインス上院議員とオックスレイ下院議員が作成した草案を元に制定されたものですが、その内容は企業及び企業の監査人にとって非常に要求の厳しいものとなっています。具体的には下記に挙げるような事項が要求されています。
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企業のオーディット・コミッティ(監査委員会)の機能強化
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経営者による内部管理体制の有効性の評価、及び外部監査人によるアテスト*
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企業内容開示ルールの厳格化、特にオフバランス取引の開示の厳格化
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SEC(米国証券取引委員会)を始めとする証券規制機能の強化
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監査人の監視制度の厳格化
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会計士の独立性の強化
さらに特筆すべきは、これら米国で始まったコーポレート・ガバナンス強化の流れが米国内のみならず全世界におけるブームとなり、当然ながら日本企業もその中に含まれているということです。日本においても、3月期決算の公開会社では2004年3月期より「コーポレート・ガバナンスの状況」についての開示が要求されており、子会社・関連会社を含めた企業グループベースでのコーポレート・ガバナンスの強化が一層必要となることが予想されます。
係る状況に対応すべく皆様がコーポレート・ガバナンスをご理解頂く上で、今回お届けするProTopics Canadaが少しでもそのお役に立てれば幸いです。
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*外部監査人によるアテストは、SEC登録の3月決算期日系企業においては、2006年3月期より適用となります。
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